米国で20メガワット規模のグリーン水素製造
プロジェクトを受注

2021年4月28日

ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズは、グリーンアンモニア製造に使用されるグリーン水素プラントの納入契約をCFインダストリーズ社と締結しました。20MW(4000Nm3/h)のアルカリ水素製造ユニットおよびユーティリティー設備を納入します。CFインダストリーズ社が保有する米国ルイジアナ州ドナルドソンビルの複合施設内の既設アンモニアプラントにおいて、系統から送電される再生可能エネルギーを使用し、年産20,000トンのグリーンアンモニアの原料となるグリーン水素を製造します。グリーンアンモニアは、再生可能エネルギーの効率的な貯蔵・輸送媒体、また海上輸送などにおけるクリーン燃料として利用されます。当社では設計および調達業務を開始しており、製造開始は2023年を予定しています。

CFインダストリーズ社は6基のアンモニアプラントと複数の肥料プラントを保有しており、ドナルドソンビルにある世界最大のアンモニア製造プラントは、ティッセンクルップのUhde®アンモニアプロセスにより建設されました。また、ティッセンクルップは、電解プラントにおけるソリューションおよびサービスのプロバイダーとして、北米地域に豊富な実績があります。当社が30年間で納入した電解プラントの総容量は1.4 GW超(290,000 Nm3/hの水素量に相当)に上ります。

「当社は、持続可能な社会の実現に向けてクリーンエネルギーを生産・供給されるお客様に対し、当社の脱炭素技術を通じてお客様の使命に貢献できることを光栄に思います。」thyssenkrupp Industrial Solutions USA、Chemical&Process Technology 社長、デニス・リップマン

カナダに引き続き今回の米国での受注は、北米でのグリーン水素社会を現実するうえで重要な位置づけとなります。これまで築きあげた北米市場における当社のプレゼンスを今後も更に拡大し、今後もプラントライフサイクル全体を通じたサービスを提供してまいります。」ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズ 、グリーン水素執行責任者、Christoph Noeres

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