ティッセンクルップ・ニューセラ、Hydromとオマーンのグリーン水素産業の発展に向けて協力

2024年12月12日

当社は、オマーンにおけるグリーン水素セクターの成長を支援し、将来の協力関係を促進することを目的に、Hydrogen Oman(Hydrom)と協力するための覚書(MoU)に調印しました。この協業では、ローカリゼーションの可能性および開発機会の検討に重点を置いています。このMoUは、オマーン、マスカットで開催された同国初のgH2 Investor Dayにおいて、同国のエネルギー鉱物資源大臣であるSalim Nasser Al Aufi閣下同席のもと署名されました。

Hydromはオマーンの国家グリーン水素戦略を指揮し、大規模なグリーン水素製造用に2,300㎢超の国有地の割り当てを管理しています。同社は、ローカルアプリケーションの特定、戦略的パートナーシップの構築、包括的な市場分析のサポートを通じて、統合されたエコシステムの育成において重要な役割を果たしています。また、Hydrom は、規制枠組みの合理化、インフラ計画の強化、業界のニーズに沿った人材育成などの取り組みを推進し、国内外の需要を満たす持続・拡張可能でスケーラブルな水素経済を確実なものにしています。

「Hydromは、マスタープランの策定を含めた、オマーンにおけるグリーン水素事業を統括しています。ティッセンクルップ・ニューセラは電解技術における深い専門知識を提供し、この野心的な取り組みを支援します。また、Hydromとの協業を通じて、オマーンのグリーン水素産業の基盤構築および中東地域におけるプレゼンス強化を進めます。」 ティッセンクルップ・ニューセラ、CEO、Werner Ponikwar

「グリーン水素はオマーンのクリーン経済の中心的要素として、脱炭素化と持続可能性を支える将来性があります。Hydromは、競争力のある持続可能なグリーン水素エコシステムを発展させ、オマーンを世界有数のグリーン水素ハブとして位置付けることを目指しています。ティッセンクルップ・ニューセラとの協業は、当社の目標達成に向けた重要な一歩となります。」Hydrom、Managing Director、Eng. Abdulaziz Said Al Shidhani

欧州とアジアという2つの主要なグリーン水素需要地域の中間に位置する戦略的立地条件と、卓越したインフラおよび物流能力を有するオマーンは、先進的な水素市場のひとつです。同国は、「オマーン ビジョン2040」に従い、経済の多様化と持続可能性の推進を目的とした、再生可能エネルギーとグリーンテクノロジーの開発を進めています。さらに、オマーンは2050年までにネットゼロ排出達成を目指しており、グリーン水素はこの移行において重要な役割を果たします。

Dr. Marcel Kleifeld

Senior External Communications Manager
Phone: +49 231 229 724 347
E-Mail: marcel.kleifeld@thyssenkrupp-nucera.com

上部へスクロール