米国エネルギー省がティッセンクルップ・ニューセラを5,000万ドルの助成金提供の対象企業に選定

2024年3月18日

 

ティッセンクルップ・ニューセラは、米国エネルギー省(DOE)より、インフラ投資法・雇用法に基づくクリーン水素および電解槽製造への投資を目的とした、5,000万ドルの助成金提供の対象企業(交渉中)に選定されました。米国政府による大規模な資金提供により、当社は北米水素市​​場でのベースをさらに拡大し、よりクリーンでレジリエントなエネルギーインフラへの世界的な移行を推進してまいります。

 

当社はこの資金調達プログラムの中で、長年のパートナーであるDe Nora社と協力しながら、米国顧客向けにギガワット規模のアルカリ水電解モジュールの自動生産ラインの開発を進めます。今後、当社の20 MWモジュール scalum® はヨーロッパだけではなく、アメリカ市場向けにも大量生産されます。

 

「米国での事業を進めていくための重要な鍵は、電解セルの製造をマニュアルから自動車の生産ラインのような自動化された量産に移行させることによって、年間複数ギガワットプロジェクトに貢献することです。現在、お客様のプロジェクトサイトに近い最適な拠点を選定中であり、米国の強力な雇用市場を活用し、地域の一員としてコミュニティーに貢献することを目指しています。今回の助成金提供は、米国エネルギー省との信頼関係によるものです。エネルギー転換の目標を達成するために、当社の電解技術が担うべき重要な役割が支持され、強力な支援を受けられること感謝しています。さらにドイツ-米国間で締結された気候・エネルギーパートナーシップの礎づくりに貢献できることを嬉しく思います。」 thyssenkrupp nucera、CEO、Werner Ponikwar

 

米国エネルギー省によるこの法案は、電解技術への大規模な資金提供を可能とする画期的な法案です。水素産業の成長が著しい米国において、グリーン水素の製造コストを大幅に削減し同市場で米国のリーダーシップを強化するため、24 州の52プロジェクトに対し計7 億 5,000 万ドルが拠出されます。

当社は、高効率電解技術において50年以上にわたり培ってきた経験によって、サウジアラビアのNEOM、スウェーデンのH2グリーンスチールプロジェクトのような先行するプロジェクトを含む世界最大規模のグリーン水素プロジェクトの受注を獲得しています。米国で計画されている大規模プロジェクトに対して優れたサービスを提供していくため、現地化に向けた重要な一歩を踏み出しています。

Jessi Molohon

Jessi Molohon
Mobil: +1 281 413 2426
E-Mail: jessi.molohon@thyssenkrupp-nucera.com

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