台湾で電解プラント近代化プロジェクトを受注

ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズ株式会社は、台湾Taiwan Chlorine Industries Ltd.(以下、TCI社)が台湾南部の高雄に保有する年産118,000トンの単極式食塩電解プラントを当社最新の電解槽「nx BiTAC plus」により複極式に転換する案件を受注致しました。

現在TCI社が運転している電解槽は旧式である為、運転性能が最新型に比し劣るのみならず、今後の長期運転継続に向け交換部品の調達にも困難が予想されたことから、今回の近代化が計画されました。電解槽を最新の複極式に転換することで、運転コストの大幅な低減を図ると共に、交換部品の調達体制も万全を期すことが可能となります。当社は、本件において電解プラント近代化の基本設計、電解槽を含めた主要機器資材調達および試運転支援を実施するもので、2022年の運転開始を予定しております。

 

TCI社は、1986年に設立された苛性ソーダ、水素、塩素及びその派生品を主に台湾国内市場向けに製造販売する企業で、米国を本社とする世界的な大手化学会社であるWestlake Chemical Corporationの台湾における重要な拠点となっています。本件の受注は、当社の電解プラント市場における豊富な実績、BiTAC電解槽の高い性能、電解プラント近代化に関する経験に裏打ちされた提案および商談開始から契約に至るまでに構築されたTCI社との信頼関係が高く評価され、契約締結に至ったものです。

 

当社は電気化学業界を牽引するエンジニアリング企業およびトータルソリューションプロバイダーとして、最高性能の電解プラントをTCI社に提供致します。

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